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<報告>2013年和歌山支部総会

 

今年の総会は7月7日、七夕の日。梅雨明け間もない真夏のような暑い一日でした。
w1.JPGまず10時からの黒江うるわし館での蒔絵体験。小さなお盆にあらかじめ施された蝶々、牡丹、鉄線の下絵を選ぶところから始まります。

この時点で我が同窓会の9名の乙女はテンションマックスです。下絵に、漆の代わりに糊の役目となる白い塗料を細い筆で‘ぬり絵’のように塗り、その上に先生が7色のアルミの粉を混ぜ掛けて、私達のリクエストを聞きながら好みの色に仕上げて下さるというものでした。思ったより簡単な感じでしたが、賑やかに楽しく、最後の仕上げでは思い思いに絵柄や文章を追加して、それぞれの個性が出たとても完成度の高い作品が出来上がりました。短い時間でしたが、とても楽しい貴重な体験でした。ご指導頂いた先生に感謝です。w2.jpg
その後、町の語り部さんとの散策です。黒江の町並みは延長230m幅約12mの川端通り周辺に、昔の漆器職人さん達の住居兼職場や問屋がノコギリの歯のように規則正しく並び、古風で素朴な落ち着いた風情の独特の景観をなしています。室町時代から、漆器の町として栄えて来た黒江。高価だった漆器を、柿渋を利用して渋地椀を作り大衆向けの製品にしました。

さらに、それまで漆器職人が全ての作業を一貫作業で行っていたのに対し、木地師、下地師、漆を塗る塗師、沈金や蒔絵を施す加飾師などに分業し技術革新を行いました。

w-3.JPG職人は世襲となりそれぞれ住む場所が決められていたそうです。また紀州連子格子や漆喰の真壁、虫篭窓など、漆器の町ならではの工夫(湿度の調節)が景観のアクセントとして映えています。古い町並みに七夕飾りが爽やかに揺れる中、皆様とお話ししながらの散策は、修学旅行のようでとても楽しかったです。   

川口千加子(79教)

 

午後は、琴ノ浦 温山荘園へ移動し、12名の参加で支部総会が開かれました。支部長からの同窓会定期総会と支部長会の報告のあと、和歌山支部に関して会計年度や「二十日会」の事などを相談いたしました。


w-4.JPG総会後、お庭を散策いたしました。この庭園は大正初期から昭和の初めにかけて造園された「潮入式池泉回遊庭園」で、庭園内に海から水をひいた池が、潮の干満に応じて上下する大変めずらしい造作だそうです。また、所々に配された灯籠はそれぞれ特徴があり、十二支やハートマークが彫られたもの、マリア灯籠などがとくに興味深いものでした。
 ほぼ十年ぶりに支部総会へ参加させていただきました。時の隔たりを全く感じることなく、打ち解けてお話ができますことは同窓会の魅力のひとつでもあります。 来年度の支部総会は、私の暮らしております新宮市での開催となります。遠路ではございますが、車窓からの景色や車内での会話なども楽しんでいただき、多くの方のご参加をと願っております。   

須崎恵美(78文史) 
 



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