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真夏日の1ヶ月以上続いた今夏、

2010年10月01日

真夏日の1ヶ月以上続いた今夏、私は強い日差しを恐れて屋内に閉じこもることが多かったが,彼岸前後におとずれた涼風に誘われて,久しぶりに外を眺めると・・・・我が家の狭い空き地が大変なことになっているのに気づいた。酷暑を好むのか、ヤブカラシとカラスウリの蔓が競争でドウダン、ツゲそして梅の木まですっぽりと覆いつくしている。まだ青いうり坊みたいな実をつけているカラスウリはともかく、ヤブカラシはにくらしい。しかし小さな秋も見つけた。美しく色づきはじめたムラサキシキブの実。このじみな植物になぜ平安時代の才媛の名がついたのか,秋に出会うたびに首をかしげてしまう。
                     
強い印象で秋をアピールしているのが玉川上水の土手に生えているヒガンバナである。私は岡山県の田舎で子供時代を過ごしたが,田んぼの畦道に突如出現する異様なかたちの(葉っぱがなくまっすぐな茎のてっぺんに咲く)燃えるような真っ赤な花は子供心にも不思議な印象を与えるものであった。この花はいろいろな名前でよばれているようだ。キツネバナ、曼珠沙華、死人花、天がいか、幽霊花、など.いずれも異界を連想させるものが多いのも納得できる。東京女子大のキャンパスでは、72年館の庭の隅に10株ほど咲いている。 花言葉は「再会」。またヒガンバナの咲く頃に死んだ人は、ご先祖様に守られてあの世にゆける、とも(ゲゲゲの女房最終回より)。
     
     弁柄の毒々しさよ曼珠沙華(許六)
     曼珠沙華浄土の雲に紅うつす(平畑静塔)

一柳 やすか



参考文献:「日本大歳時記(秋)」講談
       「ウイキペディア」(ヒガンバナ) 

 


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                                       72年館の片隅にひっそりと咲いています。                2010年9月28日撮影

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