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72年館だより

2010年03月01日

 

「こんにちは!わたしの名前は裕子(ゆうこ)。わたしは今から10年くらい前にこの72年館のお庭に来ました。大好きな桜のおばあさんがいっていたのだけど、幼児グループとかいうのがなくなってしまうのを悲しんだ人たちが、日原公大というえらーい先生にお願いして作っていただいたのだそうです。私の足下に"L'arc en ciel* 虹 ― 未来 ― へ”と書いてあります。そう、わたしのママはわたしが3つのときに、お空の向こうに行ってしまわれました。だからわたしはお空を見上げるのが大好き!(ついでだけどわたしには、同じ歳の妹もいるの)。私が来た時には「除幕式」とかいうのがあってみんなで可愛がって下さったけど、このところ忘れられてしまったのかな。車やおばさん達の笑い声なんか聞こえても、私には気がついていないみたい。でも時々、雀さん達や猫ちゃん達が遊びに来るから寂しくない。それにこれからいろんな花がたくさん、咲くのよ。桜のおばあさんたら、もう蕾をふくらませはじめた。ちょっと早すぎない?― でも、これはおばあさんのせいではないよね。
寂しいのは夜。しーんと静まりかえった中、独りぼっちでお空の星を数えているといつの間にか私は雲の上。虹の橋を渡ってずっと遠くまで― そう、ママのところまで飛んでいくの。72年館や白い塔もぼんやり見えるわ。
もし私のことを思い出したら、ちょっと声をかけて下さいね。

 *(空のアーチ)                                同窓会会長 一柳やすか

 

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 72年館の門を入って左手奥の静かな緑地に 御影石の台座に、うずくまり頬に手をあてたこどもの石像があります。
 これは2001年3月閉園した幼児グループの記念として、二紀展宮本賞など数々の賞をうけた日原公大氏制作のモニュメントです。記念の文字は足下のプレートに彫られています。
除幕式典は幼児グループ閉園式の前日(2001年3月23日)に行われました。
 桜の季節には、頭上から花吹雪が舞い、辺り一面桜色の絨毯になり、夏には木陰の緑地となります。72年館をおたずねの折、また毎月最終水曜日のオープンラウンジをご利用の際などにご覧ください。

 

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72年館の梅は満開です   桜のつぼみは、春の訪れを待っています

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