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ケンブリッジ英語研修

2013年08月31日

 

第2代学長安井てつ先生が1897年から1900年に学んだ英国ケンブリッジ・ヒューズホールでの夏期英語研修に7月29日から8月5日まで行ってきました。大学生対象の教養講座(1ヶ月間)は2007年から実施されていますが、「大学創立100周年に向けて」の事業の1つとして、同窓会としては初めての企画でした。

18人の参加者は、1964年卒から2012年卒までの幅広い年齢層。住まいもワシントンDC、鹿児島、佐賀、静岡、福島、首都圏と広範囲。でも、あっという間に親しくなりました。同窓生同士という安心感でしょうか。

ヒューズホール滞在の4日間は午前中が英語研修、午後は観光でルーシー・ボストンのマナーハウスや、ケンブリッジ市内めぐり等。ロンドンに移動した日はグローブ座でシェークスピア劇の鑑賞。翌日の昼間は自由行動、夜はロンドン支部との交流会でした。

英語研修の後半2日間は、1人又はペアで英国に関係ある(なくてもよい)人や事についてスピーチをしました。発表の内容はそれぞれの個性、生活が滲み出ていて、豊かで、深いものでした。取り上げられたテーマとして、ヘンリー8世(6回結婚、テューダー朝)、ジョージ・オーエル(『1984』と村上春樹『1Q84』の関係)、ルーシー・ボストン(12世紀のマナーハウス発掘・再生者、絵本作家、パッチワーク作家)、ケイト・グリーナウェイ(絵本画家・彼女の賞を受賞した絵本画家の紹介)、ローアルド・ダール(作家『チョコレート工場の秘密』等)、ショパン、野口英世、東京女子大学同窓会、安井てつ等がありました。準備した写真や物を見せる、白板に書く等の工夫があり、わかりやすく興味がわきました。最後のスピーチはショパンについてで、教室のピアノを使った演奏で締めくくられた時には、割れんばかりの拍手でした。

私はペアで安井先生の紹介をしました。安井先生と新渡戸先生との出会い、ヒューズホールで学んだこと、女子大の建学の精神への影響についてです。ペアの方と『安井先生って、どんな方?』を中心に、『Hughes Hall  Cambridge 1885―2010』も少し参考にしてまとめました。今回の研修目的の一つである「安井先生がここで学んだ教育精神の確認」を講師・参加者と共に行うことができました。宿泊した学寮(Century Building)は歴史を感じさせる建物ですが、清潔な個室で広い机が備えられ、夜中に起きるも寝坊するも自由な生活ができました。もしかしたら、安井先生も同じ学寮だったかもしれない、洋服を着ていらっしゃったかもしれない、キングズ・カレッジの大聖堂も見学されたかもしれないと楽しく想像をめぐらせました。

帰国前夜はロンドン支部がレストラン「馳走」で、交流会を開いてくださいました。自己紹介をし、お互いを身近に感じました。最後に支部役員のご夫君の見事な手品でとても盛り上がりました。高野支部長始めロンドン支部の皆様ありがとうございました。

充実した研修をご提供くださったヒューズホールの関係者、マナーハウス等をご案内くださった田中美保子先生に感謝申し上げます。

 

*同窓会『安井先生って、どんな方?』同窓会会報52・53・54号・会報11号の抜刷、6ページ

Get Martin『Hughes Hall Cambridge 1885―2010』Third Millennium Publishing, London  2011、192ページ(今回の参加者が同窓会に寄贈)

                        

 同窓会会長 山田純子


 ヒューズホールの歴史的な建物の前で

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安井先生を記念した続き部屋のある客室のドア

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