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留学生交歓会

2014年01月10日

 

 2013年は皆様にとって、どのような年でしたでしょうか。私にとっては、多くの素晴らしい出会いのあった1年でした。2014年が皆様にとって健康で幸いの多い年となるよう願っています。

 

12月10日に留学生交歓会を開催しました。その様子をお伝えする前に、この会の始まり・経過と留学生の状況を紹介しましょう。

留学生が増加してきているので、同窓会として何か支援をしましょうと2005年度に国際交流センターのお世話で始まりました。2006年度の「日本のお正月の紹介として着物を着て写真を撮る」企画は大好評で、次年度以降何度も行われました。震災の翌年度は、華美を控える雰囲気から「折り紙や書道の手ほどき」としたところ参加者がとても減りました。そこで、昨年・今年度は着物を着ることを中心とした企画に戻しました。

国際交流センターのお話によると、今年度は、韓国・中国・台湾から38人の学生が本学の学部・大学院で学んでいます。そのうち4人は本学と韓国の誠信女子大学との交換留学生で1年間の在学ですが、他34人は外国人留学生試験に合格した学生で、日本人学生と同じ期間学びます。留学生は学内の寮に入る人もいますが、寮の生活に馴染めずアパート住まいを始める人もいるとのこと。日本の学生も同じですが、厳しいことを嫌がる傾向があるようです。アルバイトに関しては、決められた範囲内でしている人はいるそうです。

今年の交歓会の参加者は14人と例年より多くて、役員の持ち寄りと(寄付による)同窓会所蔵の着物では足りませんでした。そこで、半数ずつ着物を着る組とお茶・風呂敷包み体験の組に分け、前半と後半を交替で体験する二部制としました。着付けは例年同様、同窓生の田中容子さんが、主宰する着付け教室の生徒さんたちとご奉仕くださいました。今年は新たに美容室がオープンしました。1日美容室長となった役員は、アップ用の付け髪と生花(フリージアと赤または黄色の花)の用意に前夜大童だったと聞いています。担当者は次から次へと髪結いやら着付けやらでそれこそてんてこ舞いでした。美しい髪と振袖姿が揃うと部屋が華やかになりました。互いにいろいろなポーズで写真を撮り合い、とても嬉しそうでした。

また、お茶のお点前は同窓生の早川希尹子さんがしてくださいました。留学生は、お菓子や器の説明を受けると感心しては写真を撮るので、早くお菓子を食べてお茶をいただくようにとせかされる場面もありました。役員が講師となり風呂敷の包み方を教えました。実際に壜2本を包んでみた留学生が、でき上がりに「やったー」と歓声をあげました。

私は隙間の時間に、大学院生から「中国・日本のあいまい言語の比較研究」の話を聞きました。日本人の「いいです」「大丈夫です」「結構です」は字句通りの意味ではなく、逆の意味で使われていることに「そう言えばそうだ」と他の留学生と共々納得しました。

会のおわりに私が挨拶をしました。「みなさん、楽しみましたかー」の問いかけに、「楽しかったー」と大きな声が返ってきました。「留学生活は多くの人の支えで実現している。家族や大学がある。そして同窓会も園遊会で留学生のための寄付集めに出店している(「即「ありがとうございます」の声」)」「私の50年前の留学体験から、留学は楽しいだけでなくつらいこともある。でも、時間が経つととても良いものに育つ」「人と人の交わりが国と国の関係の元になるので、そのことを覚えて帰国後も他の国の人との交わりを大切にして欲しい」と話しました。

留学生交歓会が楽しい思い出となることは母国を離れてがんばっている留学生にとって、とても嬉しいことで、この会の大切な目的です。その上で、留学生が帰国してから他の国の人を理解し・交流する人になって欲しいという願いを伝えました。

 

同窓会会長  山田純子


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