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母校に引き寄せられて

2016年02月02日

 

年末に小引き出しを片付けていたら、懐かしい受験票と入学許可書が出てきました。片づけの手が止まってしまい、青春時代のあれやこれや、その後の人生を顧みるきっかけとなりました。

 

1969年の冬の終わり、その日は都市部にも珍しく積雪がありました。郊外の駅に降り立ち、牟礼キャンパスの正門をくぐるまで何回滑ったことか。これだけ滑った後に不合格となるのか、さんざん滑ったので最後に合格のご褒美があるのか、祈るような気持ちで合格発表の掲示板前に辿り着きました。ありました!たいして受験勉強もしないで、運だけで合格となりました。心を入れ替えて勉強に励まなければならないのに、あっという間の楽しい2年間の学生生活。神のご加護があったためか、運よく卒業ができました。

 あまり勉強をしなかったので良い学生とは言えず、社会に出てしまったので、もうキャンパスに来ることはまずないだろうと思っていました。社会人となり結婚して関西に住むことになりましたので、ますます母校は遠く離れた存在となりました。

 ところが、卒業して10年程経ったところで、夫の転勤に伴い東京に引っ越すことになり、社宅がなんと三鷹に決まりました。牟礼のキャンパスまで歩いて行ける距離です。そしてキャンパスの引力に引かれるように、アルバイトで通うようになりました。母校で働くとは思ってもみなかったことでしたが、大学の仕事は新鮮で面白く、とてもやりがいを感じる毎日でした。その後職場も牟礼から善福寺に移り、のちに専任職員となり、退職するまで結局27年間も働きました。しかし、これでも終わらず、引力が増強したのか、今度は同窓会で理事の仕事が待っていました。同窓会のことについては殆ど知識がありませんでしたが、関わってみると様々な講演や講座、コンサートや歌舞伎、旅行などの催しがあり、参加する度に新しい知識に触れ、驚きの発見があります。あんなに勉強をしなかったのに、ここに来て本当に学ぶことの喜びや聖書を読む楽しさがわかってきたように思います。母校の引力は、このことを教えようとしていたのか、などと思っています。

同窓会では年に1度、4月29日に園遊会を開催しています。卒業したばかりの卒業生、お子さん連れの卒業生、お年を召した卒業生、と様々な年代の同窓生が懐かしいキャンパスに集まっていただけるよう、今年も様々な企画をたてています。同窓生の交流の場として、絆を強める場としてどうぞお集まりください。母校の引力を感じることと思います。

 

園遊会委員会委員長 平井香代子


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