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同窓会奨学金

2012年10月02日

 

 同窓会では本学学生と同窓生を対象とした奨学金貸与の事業を行っています。7月に、大学から推薦された候補学生の面接をしました。面接室に入室した学生は、4人の「おばさん」を前にかなり緊張していましたが、私たちのざっくばらんな自己紹介で、笑顔が出てきました。どの学生も申請理由をきちんと述べ、入学できたことを喜び、勉学とサークル活動を楽しんでいました。アパート生活をしている人の料理など生活面が意外と大変であるという話には「がんばって」と思わず励ましました。また、昨年の東日本大震災で直接・間接の経済的影響を受けたふたりの方のお話には、心が痛くなりました。7月末の理事会で、候補学生全員の奨学金貸与を決定しました。

 東京女子大学の大学案内によると、全学生の4分の1が何らかの奨学金制度を利用しており、奨学金の種類を選ばなければ、経済的サポートを必要とする方のほぼ全員に支給される状況であるとのことです。奨学生がこれほど多いとは知りませんでした。

 本年7月に発表された厚生労働省「平成23年 国民生活基礎調査」によると年間所得が400万円未満の世帯が46.5%います。生活が苦しい人が61.5%で1986年の調査開始以来始めて6割を超え、子どもがいる世帯では7割近くになります。世帯の平均年間所得(2010年)は538万円で前年より13万円減り、ピーク時(1994年)の664万円からは120万円低くなっています。これらのことから国民の経済生活がとても厳しくなっていることがわかります。学びたい人が安心して学べる環境をつくることの重要性を痛感します。

 その環境づくりに「同窓会」の奨学金事業と、多くの同窓生が会員である「東京女子大学維持協力会」の奨学金が大きな働きをしています。同窓会の奨学金制度は、1979年に始まり、数回の見直しで少しずつ充実してきています。現在大学生の場合、4年間に授業料約270万円を貸与しています。利用者は卒業後10年間で返還します。今までの利用者は131人、うち利用中の学生・同窓生30人、返還完了者58人です。返還中の方も滞りがなく、当然のこととはいえ安堵します。皆様に感謝申し上げるとともに、今後ともご協力をよろしくお願いいたします。

                                            同窓会会長  山田純子

 *同窓生を対象にした奨学金の詳細は こちら


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