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チャペルコンサート

2015年05月30日

 
2015年5月16日(土)に、東京女子大学オルガン委員会主催のチャペルコンサートが、大学チャペルにて開催されました。
今回が第95回です。1991年の秋、大学のチャペルに、フランス・ヘルプフェル社のパイプオルガンが設置されました。そして大学オルガニストとして中内潔先生が就任され、毎日の礼拝、学内外の皆様に聴いていただくコンサートで、オルガンは活躍しています。
メンテナンスを受け持つ河合楽器の方によると、東京女子大学のパイプオルガンは、全国でもあまり例のないほどの使用頻度だそうです。まさに、大活躍しているオルガンです。
チャペルにパイプオルガンを、というのが東京女子大学初代音楽監督・故池宮英才先生の悲願でした。私は1984年入学、1990年大学院卒業、その間クワイヤに所属しました。池宮先生のパイプオルガンにかける思いを度々耳にしたことを覚えています。「バッハもフランクも演奏できるオルガンを」と、何度伺ったことでしょう。
そのオルガンがついに来る、となり、さっそくオルガン基金に寄付をしました。1991年に結婚する時は、チャペルがオルガンのための工事中でした。母校のチャペルでクワイヤの仲間に歌ってもらう結婚式は、私の夢ではありましたが、「オルガンのためなら仕方ない」、本当に素直にそう思えました。
第95回チャペルコンサートの出演者は、オルガンの内海恵子さん、カウンターテナーの青木洋也さんでした。オルガンの内海さんは、元学長・湊晶子先生のお嬢様です。当日はお母様と同じくオルガニストへの道を歩みだした、湊先生の孫にあたる内海彩花さんがアシスタントを務めました。湊先生は「今日は私はステージママ」と、あの笑顔で広島からいらっしゃいました。
内海恵子さんは、中内先生の東京芸術大学の後輩、「美人が入学した!」と、評判になった方だそうです。その頃の中内先生にとって東京女子大学は、妹さんの通う大学でした。「妹に付いて北寮の玄関先をちょっと覗かせてもらったり、VERA祭にドキドキしながら校門を入っていった」と書いていらっしゃいます(東京女子大学クワイヤOG会報『コラール』95号、2015年春発行より)。
後に中内先生はその東京女子大学に勤務することになり、その女子大の学長にあの後輩の美女のお母上が就任なさり、この5月16日にその親子三代がチャペルに集い、素晴らしい演奏をしてくださる。ご縁の不思議を感じます。
パイプオルガンは、メンテナンスをしながら何百年も残るものだそうです。さまざまのご縁に恵まれながら、チャペルのオルガンは、これから何百年もの歴史を生きていきます。
 
                                 高田 倫子

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