ホーム >同窓会について > 72年館だより過去一覧 >「卒業後10年の会」を催して

「卒業後10年の会」を催して

2011年10月29日

 

72年館10月のメインイベントは「卒業後10年の会」であった。参加者90余名。3回目となったこの会も同窓生の間に周知されてきたようである。チャペル、講堂、本館は耐震工事中のため使用不可であったが、係の人たちの周到な準備と大学の協力のおかげで西講堂での礼拝、オープンスペースでの集合写真も期待以上のできばえであったと思う。 
彼女たちの卒業後10年のあいだには、アメリカの同時多発テロ事件をはじめ大げさでなく世界中を震撼させるような大事件の目白押しであった。その極めつけは東日本大震災とそれに続く原発事故であったと思う。私のような弱虫は、遠くはチリやハイチや中国、そして東北沿岸地方などからリアルタイムで飛び込んでくる衝撃的な映像やニュースに目も耳も心も否応なしに釘付けになってなすすべもなく、このところ憂鬱になるばかりであった。                                                        
10年目にこの学舎に帰ってきた人たちは、しかしながら、明るく若々しくたくましかった(おそらくこの厳しい現実を健気に受け止めながらも)。――あるいはこの会に出席することのできたのは選ばれた人たちであったかもしれないが――72年館には彼女達の笑い声と熱気があふれていた。幼い子供連れのカップルも。若いパパ達が何くれとなくお子様の面倒を見ている姿もほほえましかった。何よりもまだ口もきけない幼い人たちのあの澄んだまなざしを、私はきっと忘れることができないであろう。これからの日本を背負って立つこれらの若い人たちに幸あれと、とくに今年は祈るのみである。                       
冬支度の始まった我が家の空き地であるが、ビワが小さな蕾をつけ、せっかちなサザンカがちらほら咲き始めた。 
                                                                       一柳やすか
 


10年の会01.jpg

▲ ページの先頭へ戻る