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<報告>7/23-8/1 ヒューズホール教養講座 

2017年度 同窓会ヒューズホール教養講座
 
大学創立100周年に向けて2013年に始まったケンブリッジ大・ヒューズホール教養講座は2017年夏、最終となる5回目を迎え、7月23日(日)から8月1日(火)、17名の参加者(関東圏外は鳥取、福岡)を得て催行され、無事に終わりました。
 
今回も5日間はヒューズホールに滞在し午前中は授業、午後はP.A.(プログラム・アシスタント)が提案するアクティビティーに参加するか自由行動でした。残りの3日間はダイアナ元妃のご実家オルソープハウス、ヒドコート・マナーガーデン、英国ドラマ『ダウントンアビー』ゆかりの地バンプトン村やコッグス・マナーファームを訪ねました。
 
以下、午前の授業、午後のアクティビティー、英国内旅行の順にまとめました。
 
≪午前の授業≫
 <学生生活>一人ずつシャワー・トイレ付の個室が与えられました。本をたくさん置ける本棚、机に座ると目の前の広い窓から広々としたグリーンのクリケット場が見渡せます。早朝、誰もいないグラウンドでリスたちが駆け回っているのを見かけた参加者もいました。8人くらいで、ひとつのキッチンを共有し、2人ずつ使用できる冷蔵庫にはスーパーで購入した食料品などを保存しておけます。毎朝、ほとんど全員が入れ替わりキッチンに来て、トースト、茹でたジャガイモ、マッシュルームソテー、野菜スープ、ソーセージ、チーズ、フルーツ等々、美味しい朝食を皆で共有したのが良い思い出です。
昼食は寮のカフェテリア、夕食はパブなど出先で食べました。寮のカフェテリアには、ベジタリアンメニューがいつもありました。
 <授業>
月曜日:EU離脱後の英国とトランプ大統領下の米国の政治・社会についてピーター先生とエリザベス先生がリードしながら、討論しました。米国出身のエリザベス先生が「どのような人々がトランプ大統領を支持するのかを考えた時、そこには経済格差だけに留まらない深い溝・文化の格差がある」とコメントしていました。
火曜日:ロイヤルファミリーについて:ピーター先生が興味深いお話をして下さいました。
  またBBCの“King Charles III”というショートドラマも見せて下さいました。
水曜日
 ハムレットから5シーンを取り出し、ピーター先生が解説をして下さいました。
 シーン1:ハムレットが友人のホレイショ―からハムレットの父親の亡霊をみたと聞く
 シーン2:ハムレットの独白:To be or not to be
 シーン3:オフイリアとハムレット
 シーン4:ハムレット墓堀から話を聞く
  シーン5:大詰めシーン:ハムレット、レアテイーズ、キング、ハムレットの母親のクイーン の全員が死ぬシーン
木曜日:一人がプリゼンテーションをした以外は全員がハムレットのシーンの一つを選びいくつかのグループに分かれて演じたり、朗読したりしました。ピーター先生が劇に使う剣を持ってきてくださいました。
金曜日:イギリスの政治について―イアン・シールズ先生の講義
 混迷するイギリス政治についての講義はレジュメも予習もなくいきなり聞くには
  難しいところがありました。後になりパワーポイントで作成された授業内容の項目を送付していただきました。
1)イギリスの女王はどこの範囲までの女王か?
2)イギリスの政治の歴史
3)イギリスの立憲君主制と不文憲法、慣習法
4)現在のイギリスの政党制度
5)今日的課題
・2017年選挙結果について:ますます混迷するイギリス
・重大な変化:EU離脱、UKのほころびースコットランド独立問題
6)現首相はいつまで生き残り、また与党には統治能力はあるか?
7)ロイヤルファミリー、君主制について
*イアン・シールズ先生は32年間ロイヤルエアフォースに勤務されてから学究の道に進まれました。
 
 
 
≪午後のアクティビティー≫
 
月曜日: シテイセンターまで行き、地図を手に入れ、カレッジトレーナーなどお土産を買い、二手に分かれて、キングスカレッジ、トリニテイカレッジ、セントジョンズカレッジ、等を歩いて回り、ケム川のほとりのパブで夕食を食べました。PAからイギリスの夏の飲み物PIMM’Sというサングリアに似た飲み物(フルーツフレーバーリキュール)を教わりました。
火曜日: 二手に分かれてロンドンへ。チーム1は、ロンドン市内を巡る二階建てバスと川下り+グローブ座近くのバックストリートツアーに参加しガイドの案内でローズシアター等を見学しました。チーム2はウエストミンスター寺院とテートモダンを見学しました。キューガーデンとハロッズに行った方達もいました。
水曜日: グループの大半はグランチェスターのオーチャードガーデンに行き、スコーンと紅茶(クリームテイ―)を楽しみ、5時からはボタニカルガーデンのコンサートに出かけました。のんびり組はフィッツウィリアムミュージアムをゆっくりみて周辺のカレッジ街を散策しました。
木曜日: マナーハウスのひとつマデイングリーホールガーデンに行きアフタヌーンティーを楽しみました。防寒の支度をして、19:30からセントジョンズ大学構内行われるハムレットの野外劇を見に来ました。ハムレットのシーンを自分たちで読んだり演じたりしていたので、そこの部分だけはよく分かったというコメントを皆さまから頂きました。
金曜日: ケンブリッジ大学の図書館をガイド付きで見学しました。日本の蔵書もたくさんありました。18時からの研修の修了式で、各自、修了証書をいただきました。7時からヒューズホールのフォーマルホールに参加して晩餐会を楽しみました。
その日のフォーマルホール担当教授が、東京からきて5日間滞在した私達のことを紹介して下さいました。
≪英国内旅行≫
土曜日(7/29)
1ダイアナ元妃が眠る実家オルソープを訪問しました。到着時間が事前に申し込んだ時間よりも早いということで門の前で40分以上待たされました。しかも敷地内のカフェテリアでお昼を食べる時間は極端に少なくなり、満足に食べられませんでした。中は混んでいるわけでもなく、なぜ待たなければならなかったのか理解できませんでした。門をバスに乗ったまま敷地内に入ると羊が沢山いました。広い屋敷内には陶器や絵画のコレクションが沢山ありました。ガーデン内を歩きダイアナ元妃が眠る池に浮かんだ小さな島を見に行きました。邸内のショップではダイアナ元妃の弟君スペンサー伯が執筆した本が販売されていて、購入しスペンサー伯のサインをいただいた方もいました。
2ナショナルトラストが管理するヒドコート・マナーガーデンを見学しました。
主な色、テーマの違う庭が20以上ありました。Garden of rooms と呼ばれ、部屋のように仕切られていました。
日曜日(7/30)
1英国ドラマ「ダウントンアビー」が撮影されたバンプトン村を訪れました。ドラマに出てきた教会はかなりひっそりした雰囲気で中にも自由に入れました。コッツウォルズ独特のハニーカラーのレンガ積みの家(コテッジと呼ばれていました)を多く見かけました。
2同じく「ダウントンアビー」でドリュー一家が住んでいたコッグス・マナーファームを訪問しました。当時の生活の様子がしのばれました。また屋敷内でボランティアの方が昔のやり方でクッキーを焼いていて見学者に下さいました。また、敷地内にあるカフェテリアで皆さん、お茶を楽しまれました。
 
参加者から「夢のような日々でした。」という感想が多く寄せられました。日本とは全く違う環境の英国で、同窓会の仲間とヒューズホールで過ごした日々は何物にも代えがたい素晴らしい思い出となったことでしょう。

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  エリザベス先生とピーター先生の授業       ハムレットの授業  

 

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    ピーター先生と屋外授業         イアン・シールズ先生の授業

 

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マデイングリー・ホールでのアフタヌーンティー  ダイアナ元妃のオルソープハウス

 

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   バンプトン村の教会         コッグス・マナーファーム           ヒドコート・マナーガーデン


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