ホーム > 行事・催し > <報告> 文楽鑑賞と播磨の旅

<報告> 文楽鑑賞と播磨の旅

 

2015年11月15、16日 文楽鑑賞と播磨の旅

昨年の企画委員会で、72年館を飛び出して、国内各地での「臨地講座」を開くことを決めました。その第1回として、大阪で文楽を鑑賞し、翌日播磨に出かけることとなりました。

 

11月15日(日)の午後2時20分に、大阪日本橋にある国立文楽劇場・楽屋出入り口に集合して、野澤錦糸さんのお取り計らいにより、人形・床山の部屋、衣裳の部屋を訪問しました。人形衣裳を実際手に取らせていただいて、その重さに驚きました。かしらのからくりも見せて頂き、お話を伺ううちに舞台が楽しみになってきました。夕方からは、いよいよ 玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと)の演目を鑑賞となりました。金毛九尾の妖狐と美しい玉藻前の早変わりでは、拍手が沸き起こりました。

 

翌朝8時40分に、バスは旧播磨国大部荘(現在の兵庫県小野市)の浄土寺に向かいました。車中では、寺院創設時の時代背景と宗教行事等の話をしました。浄土堂内の快慶作の阿弥陀三尊像に圧倒されたのでしょうか、見上げて息を呑むばかりです。晴れた日の夕刻には、朱赤に染まった堂内に三尊像が浮かび上がって見えるとの話に、又の来訪を誰しもが願ったことでしょう。

次の訪問地に向かう前に「明石焼工房・たこや」で昼食をとりました。各自が明石焼きを作らなくてはならず、皆でワイワイ言いながら箸で転がして、自慢するほどまん丸く作れた人もいて、愉快でした。

鶴林寺は「播磨の法隆寺」とも称されていて、国宝・重要文化財の伽藍が建ち並んでいます。ここの「アイタタ観音」という愛称のある聖観音は白鳳仏として著名です。昔「トレビアの泉」で紹介された“ウインクしている”神将も拝観しました。ご住職が丁寧な説明をして下さったので、創建時に大陸・半島からの先進的文化の受容がされたことを知りました。

最後に向かった石の宝殿は、何のために作られたのか不明の巨大な石造物です。バスの運転手さんもガイドさんも初めて訪れるということで、ちょっとはしゃいでいました。

無事に姫路駅に着いて解散し、自宅に帰る人も次の目的地に向かう人もいました。駅のホームから姫路城を眺めて新幹線を待っていたら、目の前をドクターイエロー(線路の軌道・設備検査をする黄色い車両)が疾走していきました。

 

なお、この臨地講座の参加費には同窓会から母校100周年への寄付が含まれていました。ご厚意に感謝いたします。

旅行委員 金澤由紀


harima.jpg


▲ ページの先頭へ戻る