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<報告> 7/3 学長懇話会 横浜支部

 

「建学の精神」再訪

 去る2014年7月3日に開催された横浜支部会において、小野祥子新学長の就任後初の学長懇話会が行われました。会場は、横浜港をのぞみ、山下公園に隣接するメルパルク横浜です。大学と同窓会本部より10名、横浜支部より61名(1944―92年卒)の計71名が、大変なごやかな雰囲気の中、心豊かなひとときをご一緒することが出来ました。

 「『建学の精神』再訪」をテーマに感慨深いお話をしてくださった小野学長、当日横浜までお越し下さった同窓会会長をはじめとする同窓会本部の皆さま、準備のお世話をしてくださった学長秘書の方と同窓会本部事務長に、心より感謝申し上げます。

 小野学長は、昨年まで全学共通教育部長として、東京女子大学の特色である「キリスト教の精神」「女性の自己確立」「教養教育」を生かした全学共通教育カリキュラムの改正を担当されていました。

 今回のお話は、どのようにすればキリスト教の精神に基づく「建学の精神」を学生に理解してもらえるかという課題に応えるため、昨年から始められた学長授業に基づくものです。1年次必修科目である「キリスト教学1」の第2回目の授業において、学長自ら、東京女子大学の「建学の精神」と歴史について講義をされます。初代学長新渡戸稲造、第二代学長安井てつの伝記をもとに、その言葉やエピソードを伝える中で、東京女子大学の精神とその良いところを分かってもらい、同時にその背景にはキリスト教の精神があるのだということを分かってもらおうとするものだそうです。キリスト教学を学ぶ理由が分からない。大学の歴史についてもよく知らないという新入生たちは、授業に感銘を受け、自分たちがすばらしい大学で学んでいることを知り、勇気づけられ、より勉学をがんばろうという気持ちになるのだそうです。

 全学共通教育部長時代にその授業を発案されたご本人である小野学長は、今年からその授業を受け持たれています。「よもや今年は自分にまわってくるとは夢想だにせぬことで…」と朗らかにお笑いになり、学生にどのように建学の精神、女子大の精神を伝えていらっしゃるのか、その授業の様子をお話しくださいました。

 学生たちの反応は99.9%肯定的とのことで、授業後の学生のコメントを紹介してくださいました。

 「雰囲気の良いこの大学で、のんびり自由な気持ちで勉学に勤しもうと思った」

 「キリスト教について学んでみたいという気持ちになった」

 (安井先生の「誰でも自分のいるところを清めることが出来る」という言葉について)「とてもよい言葉だと思った。自分も困ったことがあったらこの言葉を思い出したい」

 (安井先生の言うsomethingについて)「4年間でsomethingが何かをつかんで卒業したい」

 「キリスト教も捨てたものではないと思った」などなど。

 微笑ましくもあり、同感できるコメントに、学生時代の自分を重ね合わせた参加者も多かったのではないでしょうか。現代的な若者気質のようなものも垣間見えました。

 立場変わって、今回、同窓生として学長授業を受け、建学の精神を復習する貴重な機会を持てました。学生時代に受け取った大きな何か[something]について、参加者それぞれが様々な感慨を持たれたことと思います。

 「一生somethingを共有し、いくつになっても東女生」「卒業生一人一人が建学の精神に沿った本学の教育の成果です。その生き方を見て、周りの方が本学のよいところを感じていただけたらよいと思います」という小野学長のお言葉に、同窓生学長としての温かい共感と励ましのお気持ちがこめられているのを感じ、背筋が伸びる思いがいたしました。

横浜支部広報 吉田純子


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