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<報告> 2/9朗読の楽しみ

朝から雪がちらつき、気温も上がらない寒い一日でしたが39名の方にご参加いただきました。講師の須磨佳津江先生を取り囲むような形で講座は始まりました。アナウンサーになって言葉の力を実感されている、言葉を「吐く」のではなくて「伝える」ために使いたいというお話が印象的でした。

 

朗読というのは人の書いた文章を読むことですが、声を出すことでプロデューサーにもディレクターにも演者にもなることができる――そして作者の思いを伝えることが大切だということでした。声に出しても何を言っているのかわからないのでは伝わらないのです。大事なのは基礎練習ということで、まず「口の体操・基礎編」をしました。背筋を伸ばし、姿勢をよくして横隔膜を使って声を出します。次に早口言葉も一人ずつ言ってみましたが、これは早く話すための練習ではなく、正しく相手に伝えるための練習とのことでした。

 

続いて、夏目漱石「夢十夜」の最初の一文を声に出して読みました。この一行の読み方で物語の全体の空気を作らなければならない――そのためには作者の行間の思いや、伝えたかったことを考えたうえで読まなければならないということで、朗読の奥深さを感じました。

 

次に先生が用意された詩を二人一組で分けて読みました。強い言葉だから強く読めばいいのではなく、文章に点や隙間があるから間を取るのでもなく、音にした時にどうか、ということを考えて読むことが大切だとアドバイスを頂き、奥深さと同時に難しさもわかりました。

 

最後に先生から「声の表現力を、朗読を通して見直してもらいたい」というメッセージをいただき、講座は終了しました。各々が声の力を感じ、声を大事にし、伝えたいことを伝えられたかを考え、言葉を発しながら楽しみ、そして言葉や声の大切さを見つめなおすことのできた時間でした。実際に朗読をされている方にもアドバイスくださり、有意義な会となりました。                            

                                           (企画委員会)


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